冬のエネルギーと向き合い、未来を整える過ごし方|星世宮ロコ先生


2026年は「丙午(ひのえうま)」の年。火のエネルギーが強くなるこの年を迎えるにあたり、古代からの暦や五行思想に基づいた冬の過ごし方や、自然のリズムに合わせた整え方を知っておきましょう。

今回は、太陽暦・太陰太陽暦の違い、冬至の意味、五行による心身の養生、そして年末に向けてできることを、星世宮先生が丁寧に解説します。

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暦の切り替わりと「冬」の意味

もうすぐ「土用」が終わり、季節は「立冬」を迎えます。
太陽暦では2026年は1月1日から始まりますが、太陰太陽暦(旧暦)では2月4日が新年の始まりとなります。

ただし、11月の亥月・12月の子月は、五行では「万物の始まりと終わりの“水”」にあたり、冬の重要な切り替えの時期でもあります。

冬至とスピリチュアルなつながり

冬至の頃は、この世とあの世の境が薄くなる時期とされており、スピリチュアルな感性が高まる時でもあります。

たとえば、キリスト教の12月24日は、元々はミトラ教において「太陽神ミトラスの誕生」として祝われていた冬至の祭りを取り込んだものとされています。実際のキリスト誕生は、惑星の配列などから「9月説」が有力視されているそうです。

また、中国でもかつては冬至が新年とされていたことがあり、「陰極まって陽生ず」というタイミングは、暦に限らず、太陽に生かされる私たちにとっても非常に重要な節目です。

立冬から冬至までの心と体の変化

陽の力はまだ弱いものの、日々少しずつ増幅しています。

一方で、立冬から冬至までは陰の力が最大限に強まる時期。

このような時期は、植物が休眠するように、人間の「活動」のエネルギーも自然と衰えていきます。

例えば、タロットの「吊られた男」(足を縛られて動けない)や、易の「水山蹇」(足が寒さで固まり動けない)などは、行動が制限される代わりに、内面的な洞察が深まることを象徴しています。五行で「水」は知識や知恵を表すので、この時期は思考に向くタイミングでもあります。

水のエネルギーを活かす:知恵・身体・習慣づくり

この「水」の力を活かして、国家試験や資格試験の勉強を始めるのも吉。

また、水には「冷やし固める」という作用もあるため、水生木の理で筋肉(=木)を伸ばす・鍛えることが大切です。

特に冬は肝臓に脂肪が溜まりやすい季節でもあるため、ストレッチや軽い筋トレを習慣化するとよいでしょう。

春の苦味野菜(ふきのとう、菜の花、タラの芽など)は、肝臓の解毒を促進してくれますが、冬から適度に体を動かすことで、春を待たずに肝臓を整えることができます。

年末の「整え方」:掃除と神社参拝

おすすめなのは、年末の大掃除を冬至前日(甲子の日)までに少しずつ始めることです。

甲子の日は干支の始まりであり、大黒様の日。冬至当日はこの世とあの世の境が薄くなるため、氏神様に早めにお参りに行ったり、「一陽来復」の御守りを授かるのも良いタイミングです。

ちなみに、かつて上皇陛下のお食事を担当されていた冨澤先生による土用の食事会では、「先走り・旬・名残」といった五行の要素を取り入れて料理をされていたそうです。

「少し先を読む」ことは、運を育て、トラブルへの備えにもつながります。

2026年「丙午」の年がもたらすエネルギー

来年は、丙午(ひのえうま)。干支の中で最も火が強くなる年です。

株の世界では「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱」と言われます。

12年前の辰巳年も株価は高騰しましたが、午年には消費税が上がり景気が徐々に後退。コロナショック(子年)の影響も含め、2026年もその揺り戻しの年になるかもしれません。

「午」は「子」と真逆の位置にあるため、環境の変化に対応する柔軟な心と身体を育てておくことが大切です。

まとめ:心身の準備を始めよう

11月7日の立冬を迎えるまでに、まずは不安定な気候のなかで体調を整えましょう。

そして、立冬から冬至にかけての過ごし方を意識することで、来るべき2026年に向けて、心も体も準備を進めていくことができます。

冬至の前日「甲子」は六十干支の始まりでもあり、新月に当たるタイミング。

このエネルギーを活かして、新たな一歩を踏み出す準備を始めてみてはいかがでしょうか?

【今回鑑定してくれた占い師について】

占い師 星世宮ロコ

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自由が丘 占い 当たる占い師

占いサロン TAO 自由が丘店
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-27-1サンリキビル1階
Tel:03-6772-4139
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